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2014 - 10/11 [Sat] - 06:42

私は撮影の日程が決まった日から

妻は私との絆を確かめたいのか

それとも人の前での撮影に対する不安からなのか

普段、自分からは求めてこない妻が

毎夜私の体との触れ合いを求めてくるようになった。

妻はいつも他人に抱かれることが決まると

決まって私との性交を求めるようになる。

しかし私は妻とのセックスや自を一切の性を断ち切ることにを心に課している。

そうする自分に罰を課すことで、

またそれが妻への罪滅ぼしでもあり

妻は私のものだという妻への愛を感じることが出来たからだ。

しかし、妻との愛欲を抑え込もうすればするほど

意に反し私の下半身は妻を求め血潮がみなぎり、

穴を求め彷徨う獣用にもだえ苦しんでいた。

撮影の日はすぐにやって来たが

私はこの2週間が期待からか短く感じたが、

妻は私とは逆に不安な日々を過ごしていたようだった。

撮影は昼下がりの午後から行われると聞かされており、

スタッフが正午頃に我が家に迎えに来てくれることになっていた。

二人は表面上はいつもと変わらない平然を装い待っていたが

次第に無言の時間が多くなり、

妻はソファに座りテレビを見て気をまぎらわせている私の横にじっと座り

そっと私の手を握り締め続けていた。

さすがにお昼を過ぎたころには妻の不安げな表情から、

今の妻の心理状態が手に取るように伝わってきた。

私も妻の不安げな表情から

時間が迫れば迫るほどテレビの画面には集中できず

じっとすぐ横にいる妻のことを考え続けていた。

時計を見るともう約束の12時が過ぎていた。

いつスタッフが来るかわからない状況で、

今、妻に触れないと

このまま妻は他人に抱かれしまい、

次に妻に触れることができるのは

AV妻として他人に抱かれた後の妻としか触れることはできなくなる

と私はさすがに焦りを感じ始めていた。

本心は妻を今にも力強く抱きしめて

妻の心と体に私との絆を深く刻み込みたいと思ったが、

そう思えば思うほど、

私の体は催眠術をかけられたように固く硬直し動くことができなくなってしまった。

私の闇心には、

できる限り綺麗な純白な妻の心と躰に

私ではない誰かの性の毒蛾が、

妻の躰の奥深くに刻まれることを求める自分がいる。

スタッフの到着をじっと待つ私の横で私の手を握り続けていた妻だったが

か細い声で我慢できずに私に体を寄せ

「おねがい・・キスだけでもさせて・・・」

と私に求めてきた

その妻の力なく救いを求めるような囁きに

私は断ることができずに

妻のくちづけを受け入れようとした瞬間

私たちの胸の高鳴りを引き裂くように家のインターフォンが響き渡った

妻と私はその音に心を揺さぶられながらも、必死にその刹那をかみしめるように唇を重ね合わせた。

再びせかすの様なインターフォンに、

妻はゆっくり唇を外し

私たちはお互いを見つめあいながら

平静を取り戻していった．．．



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